お部屋探しをするとき、建物の構造を軸にして調べたことはあるでしょうか。
建物にはいろいろな構造がありますが、そのなかでも木造アパートは、耐震性や防音性の点で避けたほうがよいというイメージをお持ちの方も多いかと思います。
今回は、木造の物件に賃貸で住むことを検討されている方に向けて、木造物件の住みやすさについてご紹介します。
木造の賃貸アパートの耐震は大丈夫?竣工年と構造から見る耐震性
木造の物件で不安材料になりやすいのが耐震性です。
実は木造のなかでも、築年数によって建物の構造には大きく違いがあります。
1981年と2000年に建築基準法の大きな改正があり、法改正前後の建物では構造が大きく異なるのです。
特に1981年はその年以前の建物を旧耐震と呼ぶように、耐震性に大きな差があります。
耐震性を気にする人は2000年以降に竣工した建物を選ぶとよいでしょう。
木造の物件で気にすることは、シロアリや腐食による建物の劣化です。
土台や柱にまで腐食がまわっていると建物の強度が落ちるため、早期の駆除や補修が必要です。
素人が部屋の内装だけを見てシロアリの有無を見分けることは難しいため、修繕履歴などを見て建物管理がきちんとされているか確認しましょう。
木造賃貸の防音性はどうなの?構造と遮音性の関係
他の構造と比べると、木造は壁に空洞が多く音が伝わりやすいため、防音性が低い傾向にあります。
しかし、建物の築年数や使用する建材によっては、防音性の高い木造物件にすることも可能です。
壁や床に遮音材を入れているか、防音に配慮された間取りになっているかを不動産会社に確認しましょう。
音の問題は住人の配慮によるところが大きいため、木造物件に住みたいが音漏れが気になるという人は、建物の防音性と合わせて隣人の雰囲気もチェックするのがおすすめです。
木造構造の耐用年数は?賃貸で住む際の注意点
耐用年数とは、不動産を税務上減価償却費として処理できる年数のことです。
木造の耐用年数は22年ですが、「22年=建物の寿命」というわけでないため、注意しましょう。
物件を買うときなど融資を受ける場合は耐用年数を参考にしますが、賃貸で住む場合には気にする必要はありません。
耐用年数が過ぎていても建物の管理が行き届いていれば、修繕しつつ快適に暮らせます。
築年が古い物件は耐用年数を気にかけるより、管理状況や建物の状態を確認するのがよいでしょう。
まとめ
以上、木造物件の住みやすさについてご紹介しました。
物件の耐震性や防音性は、築年や建材、管理状況に大きな影響を受けます。
すべての木造物件の強度が低く、音漏れしやすいとは限らないため、気になる人は不動産会社に建物の状況をよく確認しましょう。
ホームメイトFC熊本県庁東店、ホームメイトFC東海学園前店は学生やファミリー向けの物件など幅広く取り扱っております。
ぜひお気軽にご相談ください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓