建物の傷や欠点、法律的な欠陥などを瑕疵といい、賃貸物件にも瑕疵のある物件は存在します。
瑕疵にはどんな種類があるのか把握しておけば、賃貸物件を探す際の参考になるでしょう。
今回は心理的瑕疵物件、物理的瑕疵物件、環境的瑕疵物件の3つについて解説していきますのでぜひ目を通してみてください。
賃貸物件でも気を付けたい瑕疵物件の種類①心理的瑕疵物件とは?
瑕疵の中でも、入居者の心理に不快感や不安を与えるのが心理的瑕疵です。
精神的に影響を及ぼす部分なので、目に見えずわかりにくいです。
具体的な例としては以下のようなものが該当します。
●物件での自殺や殺人
●物件での事故死や孤独死
●物件での事故や事件
●物件周囲に暴力団施設や宗教施設がある
心理的瑕疵は、入居者によって瑕疵と感じるかどうか、とらえ方で違ってきます。
ニュースになるような事件や事故があれば、入居希望者に対しての告知義務が発生します。
もしも、心理的瑕疵があると知らずに入居したときは、契約の解除や賠償請求が可能なこともあります。
賃貸物件でも気を付けたい瑕疵物件の種類②物理的瑕疵物件とは?
建物や土地の破損や欠陥にあたるのが物理的瑕疵です。
建物の破壊や欠陥なので、比較的目に見えてわかりやすくなっています。
●雨漏りや水漏れ
●ひび割れ
●シロアリ被害
●アスベスト
●配管のつまり
●耐震強度不足
土地だと地盤沈下や土壌汚染も、物理的瑕疵に含まれます。
物理的瑕疵は、屋根や基礎など見えにくい部分に発生している場合もあるので、見落とすケースもあります。
経年劣化や、日常生活での床や壁の傷や摩耗は物理的瑕疵には含まれません。
賃貸物件に物理的瑕疵があるときは、入居者に契約前には告知しないとなりません。
物理的瑕疵は、建物調査などと専門家に依頼して、どんな瑕疵があるか見つけることもできます。
賃貸物件でも気を付けたい瑕疵物件の種類②環境的瑕疵物件とは?
賃貸物件や周辺で発生する、入居者を不快にする環境的要因が環境的瑕疵です。
心理的瑕疵も環境的瑕疵に含まれる場合があり、瑕疵になるかどうかは、入居者の受け止め方次第です。
●物件周辺に火葬場やお墓、下水処理場などがある
●物件近くに高速道路や幹線道路、線路があり騒音や振動がある
●物件近くに工場があり異臭がする
●賃貸物件のほかの部屋から騒音がある
物理的瑕疵と違い、環境的瑕疵は入居した部屋をどうにかすればなくせるものではありません。
まとめ
賃貸物件でも気を付けておきたい瑕疵には、心理的瑕疵、物理的瑕疵、環境的瑕疵の3つがあります。
納得できる部屋探しのためにも知っておいて損はありませんのでぜひ覚えておいてくださいね。
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