賃貸物件の中には、定期借家というものがあります。
定期借家は、普通の賃貸物件とは契約内容が異なり、ルールが多いのが特徴です。
契約をしてから後悔しないように、定期借家はどのような契約の賃貸物件なのかチェックしておきましょう。
定期借家契約の賃貸物件に住むメリット・デメリットとは？
定期借家とは、契約した期間が満了すると契約が終了する物件です。
通常の賃貸物件は契約期間が終了すると、更新するか契約を終了するか選ぶことができます。
ところが、定期借家には更新という選択肢がないのです。
そんな定期借家のメリットは、短期での契約が可能な点でしょう。
普通の賃貸物件は1年以上での契約を求められますが、定期借家では3か月や半年などの短期契約ができます。
定期借家のデメリットは先ほども紹介したように、更新できない点です。
基本的に、契約が終了したら物件を出ていかなければいけません。
定期借家契約の賃貸物件は途中解約できる？解約する方法とは？
定期借家は、期間を定めて入居できるという賃貸物件です。
そして、基本的には途中解約することはできません。
途中解約できないのは、その期間は必ず借りる前提で家賃が安くなっている場合があるからです。
ただし、契約書に解約に関する事項があり、その事項を満たす理由があれば解約が可能です。
また、中途解約権を行使することで解約できる場合があります。
中途解約権を行使するためには、賃貸物件を居住目的で使用していて、床面積が200㎡未満である必要があるため注意が必要です。
何かの理由でどうしても住み続けることができないときは、違約金を払って解約するのが一般的な解約方法になります。
理由があって解約したい場合、まずは大家さんや管理会社に相談してみましょう。
定期借家契約の賃貸物件の契約を更新したい！更新する方法とは？
定期借家は、基本的には契約の更新ができません。
ただし、貸主と借主の双方が合意すれば、更新も可能です。
契約上は更新ではなく、再契約になるため注意しましょう。
更新の場合は、同じ条件で引き続き入居できますが、再契約になると条件が変更されていることがあります。
また、賃貸物件が定期借家になっているのは、近いうちに取り壊しを検討しているケースがあるようです。
取り壊し予定の賃貸物件の場合、突然退去を求められることもあるため、期間や立ち退きの事項などをチェックしておきましょう。
まとめ
定期借家は契約期間のルールがあるため、家賃が安くなっていることがあります。
上手に利用すれば、メリットが多い賃貸物件です。
短期間で契約できる賃貸物件を探している方は、定期借家もチェックしてみましょう。
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